花火消費方法


花火の消費(花火を打ち上げたり、燃焼させたりする事を消費と言います)の方法はどんなものがあるでしょうか? 主な方法を記載しますので、参考にして下さい。
単発打上
花火玉を1発づつ打ち上げる方法を「単発打上」と言います。運動会の合図花火などの時に行ないます。打上筒をしっかり 杭等に固定し、打上筒の中に打上火薬を入れ花火玉をゆっくり入れます。その後、「投げ込み」と呼ばれる小さな火薬 (ゆっくり燃焼する)に火をつけて、打上筒の中に投げ入れます。最初に入れた打上火薬に火がついて花火玉が打ち上が る訳です。打上筒を沢山用意して打上火薬と花火玉をセットしてしまえば、2、3秒間隔で打ち上げる事ができますが、 普通は20秒おきとか、ゆっくり花火を打ち上げる場合にこの方法が用いられます。花火の基本的な打上方法です。

早打ち
花火玉を1発づつ打ち上げる方法ですが、違うのは1本の打上筒で1発づつ連続して打ち上げができることです。 花火玉に打上火薬を取り付けてしまい、それを打上筒の中に投げ入れる事になります。点火はどうするかと言うと、 打上筒の中に真赤に焼いた焼き玉(鉄の固まり)と呼ばれるものを前もって入れておきます。打上火薬のついた花火 玉を投げ入れると、打上筒の底部にある焼き玉に打上火薬が接触します。焼き玉は真赤に焼けていますから、打上火 薬に点火して花火玉が打ち上がる訳です。1本の筒で連続して花火玉が20個から30個打ち上げる事ができます。 職人芸的な所がありますが、投げ入れるのはさほど難しい事ではありません。職人芸的な所は、万一筒の途中に花火玉 が止まってしまった場合にどんな風に対応するか、また万一花火玉が筒割れ(花火玉が筒の中で爆発してしまう事) や過早発(筒から発射されてすぐに爆発してしまう事)を発生した時でも災害が発生しないように準備されていて対応ができる事でしょう。

スターマイン(連発打上)
1度点火すると、次から次へと連続して打ち上がる形態のものです。打上筒を沢山用意しておいて、それぞれの筒に打上火薬、 花火玉(複数個入れる事もある)を入れ、蓋をし打上間隔を調整する導火線を蓋の部分に取り付けます。沢山の筒のその導火線 を「速火線」と呼ばれる燃焼速度の早い、ある種の導火線で結線します。速火線に点火すると、速火線は一瞬にして燃焼しそれ ぞれに筒に取り付けてある導火線に火をつけます。それぞれの導火線はある打上間隔をもって、短い導火線から燃え尽き筒の中 の打上火薬に点火する事になります。打上間隔は、0.1秒間隔とか、0.2秒間隔とか長い時は2秒とか3秒とかの調節をす る事ができます。1度点火しますと、1台のスターマインが終わるまで打ち上がってしまいます。筒の上にある速火線は、火の 粉を拾いやすい為に、銀紙やシートなどで防火します。

同発打上
1度点火すると20本であれば20本が、30本であれば30本の筒の中の花火玉が一斉に打ち上がります。構造は上記スタ ーマインと同様ですが、スターマインで筒の上部に取り付けてあった導火線(打上間隔を調整する)を使用しません。たくさ んの花火玉が一斉に上空で開花する訳ですから、非常に効果が高くお客さまも大喜びとなります。しかし、たくさんの花火玉 を一瞬で消費してしまうので、時間をもたす事ができません。花火大会の要所、要所に位置させるのが効果的です。

水中花火
花火玉を水の上で開花させる方法で、開花させると水の中から花火が飛び出す様な現象になり、水にも映えて非常に美しい消費方法です。 打上筒を斜めにして打上火薬を減らして、斜めに花火玉を打ち出し、水面で開花させる方法や、花火玉の導火線を長くしておき、モーター ボートから火をつけて投げ込む方法、防水した花火玉を水面に浮かしておき電気点火で開花させる方法、防水した箱の中に数個の花火玉と 発火用火薬をいれ、導火線をつけておきモーターボート等から流し複数個の花火玉を一斉に開花させる方法等があります。

地上開花花火
文字通り地上で花火玉を開花させる方法です。飛び石を起こしたり、未開花の花火を飛ばしたり危険な要素があり、あまり行われていません でした。しかし、近年「地上孔雀花火」等の名称で安全にできる様になり、少しづつ行なわれ始めました。花火を打ち上げる際の危険(筒割れ、 過早発、黒玉、筒倒れ等)の心配がなく、お客様受けも良い消費方法です。

文字仕掛
文字仕掛は、ランスと速火線、文字枠で作られます。ランスとは人差し指大の紙のパイプに色火火薬を詰めたもので、紅・緑・黄・青・白・ 紫等の色があります。このランスを木枠につけられた文字(割竹等で型どる)に7、8cm間隔で取り付けます。それらのランスに点火出来 るように速火線で接続するのです。点火しますと、割竹で型どった文字通りに点々で暗闇に現れる訳です。雨に弱く、煙も多くて近頃は不人 気ですが、その色は新鮮で印象に残る花火です。

ナイアガラ・富士
前項で書いたランスの様なもので、縦笛大の紙パイプにアルミニュウムの粉が入った火薬を詰め、速火線でつなぎ麻縄等に取り付けたものが 「銀滝」と呼ばれるものです。これを一直線状に取り付けたものがナイアガラ、クレーン等で真ん中を高く吊り上げて富士山の形に取り付け たものが富士となります。花火大会の人気企画です。花火大会の中には1kmにも及ぶナイアガラを行なったりする所もあります。



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