小型煙火の種類



小型煙火は、近年中国より輸入が増加している、玩具花火と煙火の間に位置する「煙火」の一種です。発射薬や発射筒も全てセットに なっていますので、点火するだけの手軽な花火です。ただ火薬量は多く数百グラムから数キログラムもある為、一般の人は扱う事が できない「煙火」に含まれる訳です。花火大会で使用すると打上花火とはチョット異なる現象を見る事ができます。種類によっては 構造や薬量が一定していないものもあり、使用には注意を要します。


「乱玉類」
乱玉とは、丈夫な直径20mm程の紙パイプに底部をつけて、その中に「発射薬」「星」「延時薬」の順で、5回から8回繰り返し つめたものです。点火すると、延時薬でタイミング良く星が発射され、上空約20m位まで打ち上がる事になります。

これを10本位束ねて点火すると一斉に火のついた星が次々に発射されます。仕掛け花火の前に仕掛け点火合図などに使用されたり、 束にした乱玉を10mおきくらいに20ケ所くらい一直線にならべて点火したりします。

種類は「銀竜」「玉蘭」「閃光雷」「黄鶯」「紅竜」「緑竜」「彩色閃光雷」などの名前であります。その現象は名前からイメージでき ると思います。



小型煙火「タイコ」タイプ
直径約30cm位の大きさで高さは10cm位な、タイコ型をしたものです。中は親指位の太さの中空紙パイプが50本から80本 入っており、その一本一本に発射薬と星、雷、小花などが入っています。点火すると0.5秒おき位にリズム良く打ち上がる事に なります。高さは約20mから25m位でしょうか。キャンプに持って行って皆の前でやりますとヒーローになれますが、これも 玩具花火ではないので、一般の人は購入できません。

やはりたくさんの種類があります。白蘭花(銀色の星を打ち出す)、聖誕煙火(三色の星を発射する)、雷鳴花開(笛、蜂入りの小花) などが人気の商品です。幼稚園や盆踊りの小花火大会には持ってこいです。しかし小型煙火は「煙火の無許可消費数量」に含まれない ので、注意が必要です。



「ダンボール箱」タイプ
たいこタイプのものを少し大きくしたタイプです。みかん箱位の大きさで、中の構造はタイコタイプと同様です。ただ、薬量が多くできる ので、高く打ち上がります。

これは薬量が多く外装がダンボールですので、時々製造ミスによって打ち上がらずに地上で爆発してしまうものなどもあり、大変に危険な 事が考えられます。必ずダンボールの外側を縄等で縛っておく必要があります。



「木箱」タイプ
上記ダンボールタイプの木箱版です。内容はあまりかわりませんが、紙パイプが200本も入っているものもあり、かなり凄い演出が できるものもあります。高さも約30mから50mも打ち上がる種類です。花火大会の打上の合間に実施しても、あまり見劣りしません。 木箱なので安全性の確保にも重点が置かれ、中国の小型煙火の中では完成度の高いものが多いようです。

その名前は、「火樹銀火」「轟天雷」「百花争艶」「紅輝光連射」など大変賑やかで、威勢の良い感じのものが多いようです。



「火輪」タイプ
火車などとも呼ばれ、ロッケットの推進薬と同様の火薬をつめた紙筒を木や針金で作った枠に取り付け、一方だけに噴射するようにし、木の 中心を軸に回転する様にした回転花火です。点火すると勢い良く火の粉を振りまきながら回転します。



「音物・爆竹」
ご存知「爆竹」です。近頃はあまり爆竹で遊んでいる子ども達をみかけませんが、あの楽しい「爆竹」です。これは玩具花火と煙火と 両方の種類のものがありますが、煙火のものは見るだけで火をつけるのをためらってしまうような、大きな爆竹まであります。

それにしても、「爆竹」、「かんしゃく玉」「2B弾」で遊んでいる子供たちはどこに行ってしまったんでしょうか?




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