花火大会の企画・演出方法は、各地の花火大会や花火屋さんによって色々あります。その1つ1つが演出方法といえますが、今 の主流はどんな演出でしょうか。



花火と音楽は現在切っても切れない状況にあるのではないでしょうか。ショイントと言うより、花火のBGMとして音楽を流 す、という感じですが。花火の音はご存じの様に非常に大きいものです。音楽を流しても花火の音に消されてしまうのが現実で す。音楽に力を注いでも案外お客様には聞こえない事が多いと思います。でも、花火の切れ目とかに聞こえる音楽はなかなか良 いものです。花火大会現場ではアナウンス用の放送施設がほとんど用意されていますので、せっかくですから何か音楽を流すと 良いと思います。煙火だから「演歌」が流れてきても良いと思うのですが、花火が打ちあがるリズムとあまり外れない様にした 方が無難です。シンセサイザーやオカリナでの音楽などは花火にかなり合いますし、太鼓中心の音楽なんかもいいですね。



コンピュータと同類のシーケンサ制御の花火点火器なんてのが普及してきました。音楽と花火の現象をピッタリ? 合わせて演出できます。今後はこの方面に花火は進んでいくのかな。なんて感じがあります。音楽と花火は一緒に行うと結構良 くて、それだけでも良いのですが、音楽に花火がピッタリ合ったとするとこれが非常に楽しいのです。ただ、音楽と花火を一緒 にコンピュータで行いますとは言っても、どれだけ合っているかは別問題 です。どれだけ合っているのかを知っているのは花火屋さんだけで、花火屋さんを信じるしかありません。これからはコンピュ ータを使っているだけでなくて、それをどの様に利用しているのか。ということになりそうです。また、コンピュータで点火は 制御できますが、上空での開花はコントロールできません。今後の課題ではありますが、点火と同じに花火の現象(音楽に合わ せ易い)の見えるトラの尾や花束ばかりの音楽と花火のショーではイマイチでしょうね。



音楽と花火をジョイントさせる音楽花火等がだいぶ普及してきました。各花火業者ともにかなり良いものに 仕上がってきているようです。これらはほとんどの場合、スターマイン形式の点火(一度点火すると順次次の筒に点火する) と異なり、一本の筒に一つの点火となります。これは点火玉(電気で発火させる火工品)がたくさん必要になり、その費用 とともに手間も余分にかかります。この辺もご理解ください。また、音楽花火の問題点はまず、音楽がどれほど聞こえるか。 ということです。ある程度出力の大きなアンプやスピーカーが必要になる場合があります。まだ、新しい花火ですので海の ものとも山のものとも分からないとは思いますが、検討する余地があると思います。






これらもやはり、花火に負けてしましますので、一緒には実施しないほうが良いと思います。レーザー、照明の演出ブロック を決めておいて行なった方が効果大です。また、現場が出来るだけ暗い所でないと当然見づらくなりうまくいきませんし、ま た空間演出の場合、レーザー、照明等はかなり高出力の機器が必要になります。かなり、その方法や手段を選ばないと高いお 金をだして、みえなかったと言う風になってしまいます。でも1度行なってみると花火の素晴らしさが改めて認識されるでし ょう。つまり、レーザーや照明を使った花火大会は次の年に花火しか行なわない所が多い。という事でしょうか。






近年、文字仕掛花火は全般的にみて減少しているようです。その理由は、雨に弱い、一部のお客様しか見えない、煙がひどい、 やぐら等に手間がかかる、などですがスポンサーさんの要望でやむなく行なっている場合が多い様です。ただ、文字仕掛全部 をやめてしまうのも寂しいものですので、花火大会の表紙として始めに行なうのも結構いいですよ。



文字仕掛けは段々使われなくなっていますが、あまりウエイトを置いていないだけに近年はお金を掛けなく なっています。当然、良い仕掛けができる訳が無く、「蛇がのたくったような文字」になっているのが多いようです。もちろん スポンサーの関係、予算の関係もあり事情は納得できますが、昔のテレビコマーシャルの「金鳥」レベルの文字仕掛けを 見たいものです。仕掛け花火も少しは残しておいて頂きたい。そして良い仕掛けは必ず皆様を楽しませることができるでしょう。






近頃の花火の消費方法として、スターマインはその地位を認められています。花火を1発で打ち上げるよりも沢山打ち上げた 方が、美しくみえます。同発で打ち上げればもっとお客様は喜ぶでしょう。ただ、同発ばかりではお金のほうが続きませんし、 また、いつまでもパカパカ打ち上がっていたのでは、やっぱりお客様も飽きてきます。日本人の思考はかなり深い所にあり、 「わび・さび]をいかに表現するか。静かな所があって、スターマインや同発が生きてくるのです。大金をはたいて花火を沢 山打ち上げるだけが、手段ではないと思います。いかに静かな場面(音が静かと言うだけでなく、観客の気分的な事)を演出 できるか。この辺が今後の課題でしょう。 <



花火大会についてもいろいろな情報を入手することが可能になり、どこの花火大会はすばらしい、とかあの 花火大会はつまらない、などと意見を聞くことがあります。なにが違うのか、というと「予算」が違うのです。ほとんど の場合、予算が多い所は素晴らしい花火大会になりますし、予算の少ない所は人気が低めです。当然のことですので、無理 をせずに地元に密着した花火大会を計画すべきです。東京のある主催者は花火大会の日程、詳細等を公表するのをやめま した。人が集まりすぎて地元優先にしたい、という考えかららしいのですが、結果は前年とあまり変化無かったようですけど、、、。 つまり他の花火大会と花火玉の数を競って評判をあげるだけでなく、地元の人達を優先して丁寧な花火大会の運営(花火業者 にまかせるだけでなく、地元の人達や主催者の意見と取り入れた)に向かうほうがよいのではないかと思います。花火情報館 のアンケートでも大規模花火大会と地元の花火大会は人気を二分するほど人気があるのです。






地上開花花火は近年、新しい演出方法として定着してきました。ほとんどの大会において打ち上げ花火の 合間にアクセントとして、また目玉演出として使っているようです。安全な工夫さえあれば、かなり効果の高い演出 方法です。注意しなければいけないのは、1つの花火玉の開花で他の花火玉を飛ばしたり、地面の石を飛ばしたりする 事故が過去あったということです。それらの問題を解決した方法で実施すべきです。



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