花火は、打ち上げられると上空高く上がります。見ている人からは遠く離れてしまいますので、その大きさはなかなか解りません。 かなり大きいものである、位は解りますが、実際の大きさはあまり知られていません。ここでは花火の大きさを解り易く記載してあります。 上の図は横軸が保安距離、縦軸が高度を表しています。東京タワーの高さの表示がありますが、花火のスケールの違う大きさがわかります。


呼び方外径(cm)重量(kg) 開く高さ(m)開いた直径(m)含有火薬量(kg)
2.5号玉6.90.12 80−9050−600.04
3号玉8.60.23 120−13060−700.13
4号玉11.40.55 160−170110−1200.35
5号玉14.21.1 190−200150−1600.65
6号玉17.11.9 220180−2001.2
7号玉19.92.8 250200−2201.6
8号玉23.34.3 280250−2602.7
10号玉27.5 330280−300
20号玉5745−60 450−490500−52025
30号玉85.5200−250 550−650600−65070
40号玉114400−420 550−600650−70080



花火玉の大きさの呼び名は、昔から尺貫法が用いられ3寸玉(3号玉)とか4寸玉(4号玉)、尺玉(10号玉)などと呼ばれました。今でも花火師の間では使われますが、公な呼び方は3号玉や4号玉になっています。上の表の花火の大きさの呼び名は一般的な物を書きましたが、3.5号玉や15号玉などと呼ばれるものもあります。40号玉(4尺玉)などという大きさの玉がありますが、どこの花火大会でも打ち上げられるというものではありません。花火の打ち上げには、安全に打ち上げる事が出来るように、保安距離と呼ばれる人の入る事のできない場所を確保する必要があり、花火玉が大きいと保安距離も長くなるのです。ですから確保できる保安距離によって、打ち上げる事のできる花火の大きさが決まってくるわけです。





玉の外径は表の様になりますが、3号玉で直径約8.6cmです。3寸だと約9cmですが、9cmは打ち上げ筒の直径になります。筒と玉の直径の差がないと花火は打ち上がりませんので、筒の直径の約5から7%位の隙間を設けます。3号玉はりんご位、5号玉はメロン位、10号玉は大きいスイカ位です。




玉の中に火薬がギッシリ詰まっていますので、かなりな重さになっています。花火の種類によっては、軽いものもあります(ポカ物)が、主な花火玉の重量です。重さも3号でりんご位、5号メロン位、10号でスイカ位は変わりません。40号玉はなんと、約400kgもあります。こんな重いものが上空600mも打ち上がって行くわけです。軽自動車が打ち上がる様なものですね。




花火が爆発する高さです。10号玉ですと、約330mの高さですから東京タワーと同じ高さです。20号玉に至ってはもうその辺の山の頂上の高さです。




信じられないかもしれませんが、3号玉(直径約9cm)で空で開くと約直径70mもの大きさの花を開かせるのです。5号玉で直径約180mですから、東京ドームを上から見た様な大きさなんです。10号ですと約300m、20号玉ですと約500m。チョット想像できませんが、これが花火なのです。一瞬のうちにこんなに大きな現象を表現できるものなんて他にはありません。 再現もできません。花火を映画で再現しようとしたら、大きなスクリーンが必要になります。花火を再現できるのは花火しか無いのです。




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