花火には打上げ花火を始めとしてさまざまな種類があります。種類は別のページで解説しますが、大まかな分類をここで 紹介したいと思います。この分類を知ることによって、花火を楽しむ第1歩を踏み出していただければ幸いです。





割物 ポカ物


◆割物・・・夏の花火大会で一般的なもので、上空で「ドカン」と大きな音をたてて花を開くものです。 花火玉内部の火薬の爆発力が強く、玉皮(花火玉の一番外側の紙製の器)も粉々になってしまいます。
上の割物の構造図は、芯入りのものです。筒から発射された玉は導火線に火がついた状態で上空に達します。導火線が燃え尽きた段階で 玉の中心にある割火薬に点火し爆発します。その爆発で芯星と星に火がつき四方八方に飛び散る事になります。
13)菊先(1203KB) 割物の代表格

◆ポカ物・・ポカ物は一般に非円形の構図を作ります。運動会などの時に、開催の合図として 「ドン」「ドン」と音だけの花火。花火は上空で「ポカ」と小さな音で玉皮が2つに割れ、中の部品が飛び出し音をだします。上空で割 れる時にする音から「ポカ物」と呼ばれます。
ポカ物の構造図は、運動会などで盛んに使用される「5段雷」と呼ばれる音花火です。上空で割火薬に点火し、玉が破裂することによって 雷粒の導火線に点火し、その雷粒が空中に飛び出します。雷粒の導火線が燃え尽きると中の雷薬に火がついて、大きな音を発する事になります。 5段雷は当然5個の雷粒が入っており、音も5回鳴ります。雷粒の変わりに銀蜂(銀の尾を引き八方に飛び散る)や葉落(木の葉が 舞い落ちる様な現象の花火)などを入れたものもポカ物です。
2)銀蜂(802KB) -- 3)花雷(534KB)

◆半割物・・上記2つの種類の真ん中に位置するものです。花火を爆発させる力が、割物よりも弱く、ポカ物よりも強いものです。花火大会で「ドカン」といってから少し時間をおいて小さな花が沢山咲くものがありますが、それが半割物です。
16)千輪連発(1042KB)






◆菊物・・・花火玉が開花したあと、星が中心より光の尾を引きながら開き、文字通り菊の花びらの様な花火です。尾を引く所から「引き」とも言われます。たとえば、光の尾を引き、青色に星の色が変化すれば、菊先青という玉名の花火になります。
13)菊先(1203KB)

◆牡丹物・・菊とは違い尾を引かず、最初から色の炎を出して開く花火をいいます。その炎が緑であれば「緑牡丹」、紅であれば「紅牡丹」、また青から紅に変化すれば「青紅牡丹」という花火になります。
10)牡丹(1022KB)

◆椰子物・・星の大きさが前記した2種類の物より大きいものを使用した花火です。大きいので花火の中にあまり入りません。菊や牡丹は星が200個から300個入りますが椰子は15個から20個位です。そのため、星が発する光が太く椰子の葉に見えるのでこんな風に呼ばれます。
5)黄金ヤシ(995KB)

◆冠物・・・開花した星の燃焼速度が遅いため、燃焼に時間がかかるのを利用した花火。花火大会のフィナーレをかざる事が多く、非常に人気の高い花火です。錦冠(ニシキカムロ)や銀冠(ギンカムロ)などがあります。
12)錦冠(1392KB) - 15)銀冠(870KB)



◆平割・・・花火大会で打ち上がる一般的な花火です。玉皮の内側に沿って星を1列ビッシリとならべて、内側には割薬が入ります。開花すると円を1つ書いた様な感じになります。

◆芯割・・・平割は玉皮の中に1列だけならべましたが、芯割はその中にもう1つ同様にならべます。手間はそれだけ余分にかかりますので作のは大変です。開花すると円を2つ書いた様な贅沢な花火になります。細かい作業になりますので、4号以下の小さい玉ではあまり作りません。芯を1つ入れて2重丸を書くものを芯割(芯入り)、芯を2個入れて3重丸を書くのが八重芯入りと言います。この芯入りや八重芯入りは、もう作る作業を見るだけで「芸術品」と感じられます。

◆型物・・・上記のならべ方の方法を組み合わせ、また調整し「土星」「帽子」「蝶」などの形をかたどった花火をいいます。打ち上げると、玉がどちらを向くか解りませんので、運しだいの所もあります。これを利用し簡単な文字とか数字とかを出す事もできます。
1)ちょうちょ連発(1042KB) - 2)きのこ(704KB) - 2)スペード(688KB)




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